ペット関連の情報

ペット関連動物情報局

愛するペット関連の情報を集めています



目次:


2.◆動物病院の信頼できる見つけ方・つきあい方◆



◆良い獣医師かどうかのチェック項目1◆


◆良いつきあい方のチェック項目◆


◆良い獣医師かどうかのチェック項目2◆

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動物病院の信頼できる見つけ方・つきあい方



◆良い動物病院かどうかのチェック項目◆


A.散歩中やサークル・集いなどで
同じペットを飼われている方と情報交換しましょう


※ペット仲間を増やすことでコミニケションをつくります。

  ※お互いの信頼がなければ情報交換は無理です。
  ※ペットを褒めたり自分の情報を出しましょう


 1.どの動物病院に通っているのか

 2.動物病院の場所の確認(通える範囲か)

 3.動物病院での待ち時間の長さ

 4.診療料金の比較




B.具体的な情報を集めましょう


※抽象的・感覚的な情報は役に立ちません
※口コミは生な情報です。上手に利用しましょう

1.わかり易く金額を提示してくれるか

2.飼い主に事情をよく聞いてくれるか

3.これで絶対治るなどと安請け合いをするか
4.いきなり高額の手術を提案してこないか

5.治療について選択肢を用意したり
メリット・デメリットを説明してくれるか

6.具体的な病名とそれに対する治療方法や
治療費及び治療期間の確認が出来るか

7.飼い主に負担がかからず難しい病気も治せたか

8.その動物病院では治療不可の場合、
専門医・高度治療専門病院への紹介も出来るか




C.通院に際して、動物病院の対応を確認しましょう



1.丁寧な動物病院案内をしているか(FAX等)

2.動物病院までの道順の説明は具体的にしてくれるか

3.ペット可のタクシーの紹介も数社してくれるか

4.駐車場の有無や台数、及び駐車場からの
搬入・搬出の手伝いはしてくれるか

5.駐車場が満車時に他の駐車場を案内してくれるか





D.通院する動物病院を決めたら
外から観察してみましょう



1.4~6月の混雑時期を外して
来客数の確認をしてみましょう(人気の有無)

2.治療を待っている飼い主とペットに
動物病院側が気をつかっているか

3.犬のつなぎ場所はあるか(
屋外に犬のトイレがある所もあるそうです)

4.駐車スペースを提示しているか

5.動物病院の玄関は掃除してあるか

6.飼い主の心が和む工夫が動物病院側でしてあるか
(思いやりの精神は診療姿勢に反映する)

7.夜間での対応も見やすい看板などで提示したあるか





E.動物病院は「清潔」が大事なポイントです



1.診療台・検査測定機器・待合室・入院設備は清潔ですか

2.全体的ないやな臭いやペットの毛が飛んで散乱していないか





F.動物病院の医師及び補助者は
資格者でなくてはいけません



1.スタッフに名札が付いているか確かめましょう

2.資格を待合室に提示している場合もあります





G.その動物病院では紹介先を
多く持っているかの確認をしましょう


1.獣医師同士のネットワークや情報収集を大事にしているか

2.獣医師が自ら病院で出来る治療の範囲と
技量・力量を自覚しているか

3.人間の病院と同じく小さい大きいの病院の
比較ではなく如何に専門的か

4.ネットワークのある獣医師ならより
専門ノウハウ・設備のある医師を紹介してくれる





H.その動物病院では休診や夜間の対応は出来ていますか



1.夜、ペットの具合が悪くなった場合の
対処の仕方を日頃から確認しておきましょう

2.夜間診療所や提携の動物病院名の名前や
電話番号または連絡カード等を確認しましょう





I.その動物病院では診療や手術費をわかる所に
提示しているか確認しましょう



※価格は千差万別ですが、動物病院を選ぶ基準は
技術と信用を重視しましょう



1.初診料

2.再診料

3.犬ワクチン5種

4.犬ワクチン8種

5.猫ワクチン3種

6.猫ワクチン4種

7.検便

8.フィラリア検査

9.犬避妊手術

10.猫避妊手術

11.帝王切開

12.入院1日基本料





J.動物病院の料金比較なら
ワクチンとフィラリア検査を確認しましょう



1.比較的、安定したものなので比較しやすい

2.ただし、ワクチンとフィラリア検査を
わざと安くしている場合もあるので注意

3.料金設定はケースバイケースのようなので
あくまで目安と考えた方がよいでしょう





K.動物病院の請求金額に疑問を持ったら
明細書または内訳を確認しましょう



1.料金についてはざっくばらんに何でも
理由を聞く方が後で問題がないでしょう





L.その動物病院では入院室を
見せてくれるか確認しましょう



1.床やゲージの掃除、シーツの交換、観察記録の実施など

2.室温管理の実施や、伝染病のペットの
隔離診療設備があれば理想的です





M.その動物病院では効率のよい
病院管理を実施しているか確認しましょう



1.飼い主が連絡したことが担当者に
的確に伝わっているか

2.入院時にケージに世話や検査内容及び
スタッフの名前が明示されているか

3.飼い主からのクレームに対し何らかの
改善や対応がなされるか

4.担当医が不在でも、不要な説明なしで
診療を受けられるか

5.院長の経営方針をスタッフが
理解し、対応しているか





N.その動物病院ではスタッフ教育が充実しているか


1.電話の対応が丁寧

2.ペットの移動など積極的に手伝ってくれる

3.飼い主の名前を覚えてくれる

4.治療時間など過ぎても嫌な顔をしない

5.院長とスタッフの間でしっかり連絡が取れている

6.些細な質問に対しても優しく
一生懸命に対応してくれる

7.わからない時は他の獣医師や大学病院と
連絡を取り合ってくれる





O.クレームをつけた時にたらい回しにする
動物病院は信用しない



1.問題に対応できる役職者が常に
具体的に説明できる体制を敷いているか





◆良い獣医師かどうかのチェック項目1◆



A.良い獣医師に求められるのはペットの症状と
治療の可能性についてわかり易く説明できる能力



 1.難しいことをわかりやすく人に伝える
能力は知識が整理していないと出来ない




B.飼い主の会話や診療から図や資料を見せて
納得してもらう努力を惜しまない獣医師は名医



1.病気の説明の後に治療方針を説明し、
それに従って治療を始める獣医師は信頼できる




C.飼い主の経済的・家庭の事情等に対応して
様々な治療方法を考えてくれる獣医師はベスト



1.手術費や入院費などの見積もりも内訳まで
数字を出してくる獣医師は信用できる

2.手術が経済的に不可の場合でも通院での
治療法を考え細かく対応してくれる

3.今の病院では設備的に不十分であれば
専門医や専門設備の整った病院を紹介してくれる






D.投与する薬についてメリット
・デメリットを説明してくれる



1.窓口で説明された薬もどんな薬で
どんな作用があるのか尋ねてみましょう

※副腎皮質ホルモンは有効な薬ですが、
免疫力の低下や体重増加の副作用があります

長期使用では甲状腺や腎臓の機能障害を
起こしますので投与の量は重要です



E.薬用量は体重に応じた対応をしている



※薬はなるべく、餌に混ぜないで単独で与える。
飲ませ方も獣医に指導してもらう



F.治療だけでなく家庭でのしつけや
飼い方までトータルに相談できるか



1.治療と予防以外に餌やしつけについても
勉強している獣医は安心できる



G.獣医師のレベルの高い動物病院での研修経験が
最新知識と専門のネットワークを作る



1.獣医師の質や技量は年齢や
出身大学卒では決まらないことを自覚しよう



H.男の人が苦手なペットは
女性の獣医師の方が良いそうです



1.最近は女性の獣医師も増え、
勉強熱心であり相談もしやすいようです。





◆良いつきあい方のチェック項目◆



A.動物病院を次々変える飼い主は信用してもらえない



 1.獣医師との信頼関係はペットにとって大事なこと
   ※初診料もそうですが大事なデーターも
紹介先に移行できる関係が必要です



B.飼い主も獣医に依存するのではなく、
出来る限りペットの状況を記録し相談する



※何をどれ位食べたか?/水はどれだけ飲んだか?/

薬は全部飲んだか?/排尿・排便はあったか?/

排尿・排便の回数は?/嘔吐をしたか?/嘔吐の回数は?

※時間の経過順に客観的な記録が重要
・・・ccやgの単位を使用する



C.病気以外でも動物病院を訪問してみる



1.ワクチンや検査等で訪問した際は混んでいなければ
日頃の疑問を相談してみる

※爪を切ってもらう/散歩のついでに体重チェック/
フィラリア薬は月1回ごとに取りに行く/

トリマーがいる病院ならトリミングを依頼/
ペットフードを動物病院で買う



D.獣医師の都合の良い時間を確認しておこう



1.良い獣医師や病院は忙しい
・・他のペット患者も大事な仲間

2.担当獣医以外でも聞ける限りのことは聞く

3.担当医でなければならない時は飼い主の電話番号を
知らせて対応時間を決めておく

4.また、こちらから電話をする際は都合のよい時間を
確認しておくことがマナーです



E.獣医師も最初は見習い未経験者であることを自覚する



1.担当獣医不在で見習い獣医の対応が
不安でしたら相談してみること



F.治療期間が10日以上かかるなら方針を相談してみる



1.10日以上の治療や入院は飼い主の負担が
増大するので治療見通しを確認する

2.病気のより詳しい説明を要望し求める

3.通院回数の削減が可能かの相談

4.自宅では治療できないかの確認

5.専門医にかかる方がよいのか、
また紹介してもらえるのかの相談

6.安楽死を必要とするのかその場合の
対処についての確認と相談



G.予防接種は必ず受けておく


1.予防接種を受けておくことで伝染病の
可能性が排除でき、病名が絞れる

2.その為、治療の対応が早くなり
無駄な検査をしなくて済む



H.ペット専用の体温計は常備しておくことが
異常発見に役立つ



1.体温計は市販のもので充分ですが
獣医に使用方法は確認しておく

※暴れるペットは家庭では無理なので獣医に任せる



I.ペットの症状は整理して要領よく獣医の伝える



1.家族で動物病院に行く場合は
よく観察して意見は1つにまとめておく



J.獣医には正確な情報を伝える



1.ペットの病歴や悪化した時期などをまとめた
メモやワクチンの証明書を持参する

2.いつから飼っているのか?/餌はどんな物を
何回与えているか?/1回の食事の量は?/

飼っている場所は屋外か屋内か?/その他の動物も
飼っているのか?/その種類は?/

病気になったのは初めてか?
/事故にあったことがあるか?等
正確であればあるほど
敏速的確な対処が早く行えます。

3.他の獣医にかかっていたのであれば
その情報も伝えて薬の過剰投与を防ぎましょう



K.ご家族の意見は統一して獣医と相談する



1.ペットを一番面倒を見ている人が
代表になり病状を説明する

2.家族で話を統一する内容には、
予算/旅行などの中止/主な世話係/通院のローテーション/
手術な際の対応/問い合わせ等の
担当者を決めておくことが必要です



L.獣医の前で他の獣医の悪口は言わない


1.同じように言われないか不案になって治療に専念できない


M.閉院時間ぎりぎりに来院しない



1.スタッフがそろわないなど
診療体制が手薄の場合がある


N.ペットの日頃の状態を
体調を把握しておく


1.毎日、規則正しい時間の中で
同じように接すると異常が発見しやすい



O.歯のケアは日頃から実行しましょう



1.3歳以上の犬・猫は80%以上が歯周病を生じている

2.猫には虫歯はなく、犬にはまれにあるそうです

3.歯のトラブルは歯周疾患がほとんど

4.歯周疾患は口臭の発生や
抜歯、全身疾患への影響があります





◆良い獣医師かどうかのチェック項目2◆



A.ペットは病気になる前に治療費を確認しておきましょう


   1.事前に入院費(1日)は確認しておく

 2.ご自分のペットの入院費(基本料金)を
聞いておくことが後々目安になる

 3.獣医師より将来に病気の可能性が
指摘された場合も治療費を相談しやすい

 4.他の動物病院の情報からも
事前に交渉できる


 ※治療費の要素


  1.処置にかかる時間

  2.処置に要する人件費

  3.検査の項目数

  4.使用する薬剤の量
(小型・大型ペットでは薬剤量は違う)

  5.薬剤投与の回数

  6.特殊な機材の使用料

  7.その他の経費・維持費
(田舎と都会での管理費の違い)






B.治療前に予算を伝えて治療内容を相談しましょう



1.インフォームド・コンセント

※患者が自分の病気と医療行為について、
知りたいことを"知る権利"があり、
治療方法を自分で決める
"決定する権利"を持つことをいう。
個人主義の意識が高いアメリカで
生まれ、80年代半ばから
日本でも必要性が認識されてきている。





●こんなことを相談してみましょう●



1.あとどの位、
治療しなければならないのか、またその費用は?

2.カードなど分割での支払いは可能か?

3.予算の範囲内での治療の方法を相談

4.延命治療について、費用と方法を相談
5.予算内で出来る治療方法の選択肢と
メリット・デメリットの確認と相談






C.動物病院で一番、人件費と
時間がかかるのは手術です



1.手術にかかる費用の内訳

1.獣医師の人件費

2.動物看護士の人件費

3.麻酔薬費用

4.輸液や抗生物質費用

5.縫合用の糸やペットシーツなどの消耗品

6.器材費用

7.X線フィルム代

8.検査費用

2.手術後の通院費・治療費






D.治療費の支払い方法も事前に相談してみましょう



1.分割などの支払いも可能か確認しましょう





E.在宅治療も可能かを相談してみましょう



※在宅治療の条件

1.自宅に病人や幼児など介護が必要な人がいない事

2.定期的に決められた日に通院できる事

3.症状に変化があった場合でもすぐ獣医に連絡できる事

4.常に誰かしら介護の出来る状態である事

5.獣医師の指示に従った投薬行為が出来る事

6.常に食事や尿の量などを観察・記録できる事

7.ペットが安心できるよう人の出入りが
激しくないところで介護できる事

8.緊急事態が起こった場合でも動物病院へ行くことが出来る事





F.夜間救急動物診療所は
緊急を要する場合以外は
利用しないようにしましょう



 ★ 1.夜間救急動物診療所と普通の動物病院の違い



1.急患が常に優先されるので
待ち時間が長くなる傾向

2.診療データはかかりつけの
動物病院に送られる

3.初診料は割高に設定している

4.必要な検査も全て初めからするので
診療費は高くなる

5.治療後はかかりつけの動物病院へ
戻らなければならない



 ★ 2.夜間救急動物診療所に行くときのマナー



1.来院前にまずは電話連絡をする

2.夜間救急動物診療所の所在地を確認する
(出来れば駐車場もあれば聞く)

3.出来れば2人以上で来院したほうがよい

4.受付では的確に要領よく症状等を説明する

5.かかりつけの動物病院からの情報も持参する

6.深夜の場合は出来る限り静かに行動し迷惑をかけない

7.来院しても症状や緊急性が
優先される事を了解しておく



 ★ 3.病気のペットの為に用意するもの



1.毛布

2.体温計
3.ペット用ヒーター

4.ビニール袋

5.保冷剤

6.タオル

7.テイシュペーパー

8.現金またはクレジットカード






G.専門の獣医師は不足がちなので
事前に調べたり紹介状をもらっておく


1.かかりつけの獣医に相談しよう
(勉強熱心な獣医でないと難しい)

2.紹介状を書いてもらおう
(専門医との交流がなければ難しい)

3.専門に診断してもらう前に
かかりつけの診療データをそろえておく

4.病状などは要領よく説明し
記録があれば持参する

5.治療後はかかりつけの獣医に
検査結果などを報告し指示を仰ぐ



★参考文献:
こんな動物のお医者さんにかかりたい!
著者:似内恵子(獣医師)



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