愛するペットが亡くなったら慌てないでください
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命に限りがあるのは仕方のないことだと分かっていてもお別れは悲しいものです。ペットをなくした時の気持ちの表現は人によって違いますが、共通するのは深い悲しみです。
「ペットロス」というのは愛する動物を失った悲しみのことです。個人差があっても誰もが体験する気持ちです。愛する家族を失えば悲しいのは当たり前のことです。
自分の心に素直になり、悲しい時には思い切り泣いてください。
それが悲しみから立ち直るための一番の方法ではないでしょうか。
自分の心に嘘をつくのは、良いことではありません。
人によって、時間の差はあっても悲しみの中から少しずつ楽しかったこと、嬉しかったこと、ずっと一緒にいられて幸せだったことの良い思い出になっていくでしょう。
(茨城・C子さん):
40代主婦。17年間飼っていた猫が2ヶ月ほど前、天国に旅立ってしまいました。
猫は、1年ほど前に心臓が悪くなって入院し、その後も入退院を繰り返してきました。
治療代はかさみましたが、夫と「出来るだけのことはしてやろう」と話し合い、
家族全員で大切に介護してきました。
猫は再入院して2日後に死んでしまいましたが、
その日は、
親類の告別式に家族全員で出かけてしまいました。
病院から夫の携帯電話に連絡が来て、死んだことを知らされました。
最期をみとれなかったショックが大きく、今も立ち直れません。
精神科の医師から安定剤を処方されましたが、
毎日遺骨の前で泣いています。
「たかが猫1匹」と思われるかもしれませんが、
私には自分の子どもと同じくらい大切な家族でした。
夫に相談しても「落ち込むから、そんな話するな」と言われます。
生きるのがつらく、猫のところに行った方がどんなに楽だろうかと考えています。
(心療内科医 海原順子さん):
つらいですね。私も16年間共に暮らした猫を、
あなたと同じ状況で失ったことがあるので、
お気持ちはとてもよくわかります。
人でも動物でも、
かつて一度でも愛するという経験をした人は、
その痛みを想像できるはずです。「たかが猫」ではないのですよね。
さて、
昨年はあなたがた家族、猫にとって、
それまでにない密度の濃い1年だったのではありませんか。
限りある、一緒に暮らせる時間を意識しながら過ごすひとときは、
たとえつらくても
人生の中で宝石のような時間だったと思います。
私は猫から色々なことを教わりました。
彼らは生まれた時点で与えられた姿に不平を言わず、
思い通りにいかないことも病気も痛みも老いも受け入れ、生を全うします。
猫は哲学者のようだと思います。
今のつらい状況、ちょっと猫を見習ってみませんか。
(2012.03.22 読売新聞 人生案内より)
ペットロス症候群はペットを飼っている人であれば誰しもがなってしまう可能性があり、克服までにどれぐらいの時間がかかるかはなってみないと分かりません。
もし重度のペットロス症候群になってしまった時、克服するために一番大事なことは、「自分を責めすぎないこと」です。愛犬や愛猫の死をなかなか最初は受け入れられないと思いますが、ペットロス症候群を克服するためには、まず愛するペットの死と向き合い、思う存分ペットのことを思って泣きましょう。我慢する必要などは全くないので、大切な存在を亡くしてしまった喪失感を、思いっきり涙と一緒に流しましょう。
自分の気持ちを上手く整理し、ペットロス症候群を克服するためには、ペットを手厚く供養するペット葬儀を行うこともおすすめです。
もしうつ状態や空虚感、または頭痛や吐き気などのペットロス症候群の症状が1ヶ月以上も続くようであれば、克服するために躊躇わず病院へ行きましょう。最近では動物病院でもペットロス症候群の克服に力を入れ始めているので、精神科や心療内科に行きづらければ、かかりつけの動物病院の先生にまず話を聞いてもらうといいでしょう。
ペットロス症候群は、一人で克服するのは容易なことではありません。一人でペットロス症候群を克服しようと無理をすると、時間も長引き、重度の症状に見舞われることもあります。 しかしペットを飼ったことがない人にはペットロス症候群の辛さは分からないので、なかなか周りに話せる人がおらず、克服できないと言う人もいるかもしれません。
「悲しくて悲しくて生きていけないかと思った。」「泣き続けて、泣きくたびれて眠る、の繰り返しでした。」などという他の人の生の声も知ることができ、ペットロス症候群を克服しようとしている人がたくさんいることは、自分の支えにもなるはずです。
とにかくペットロス症候群を克服する一番の方法は、多くの人に自分の気持ちを打ち明けることです。
インターネット以外にも動物雑誌の体験談など、他の人と意見を交換する場は色々あるので、そのような所を活用し、上手にペットロス症候群を克服してください。
犬や猫であれば、ほとんどが10年前後で亡くなるので、一緒にいる時間を大切に過ごし、感謝をすることが、ペットロス症候群に陥った時の克服にも繋がりますし、予防にもなると思います。
ペットロス症候群とは、家族同然に生活してきた愛するペットの死によって、心にも体にも様々な後遺症が現れる病です。ペットロス症候群の後遺症は、身体的に現れる症状としては、睡眠障害や摂食障害、または頭痛や吐き気などに襲われる人もいます。
愛するペットが亡くなった時、程度の差はあれ誰もがペットロス症候群になってしまうと思います。一般的には、ペットロス症候群の後遺症から回復するまでに、3~6ヶ月の期間がかかるとも言われています。
しかし愛するペットの死で自分を責め続けて、罪悪感や後悔などで、ペットロス症候群の後遺症をひどくしてはいけません。ある程度の期間、ペットの死と向き合ったら、次はその死を受け入れて、無理せず少しずつペットロス症候群の後遺症から立ち直れるようがんばりましょう。
(出典:Copyright ペットロス症候群を克服する方法 2008)
届け先の分からない手紙を受け付ける郵便局であり、 「漂流郵便局留め」という形で、いつか宛先不明の存在に届くまで 漂流私書箱に手紙を漂わせてお預かりするそうです。
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ネット上で見つけたカウンセリングサイトです。 詳細はご自身で確認してください。
★その他のサイトですが、ペットの死に対する心温まる回答者の言葉に感動しました。
ご参考になれば幸いです。
朗読 絵本 「ずーっと ずっと だいすきだよ」をご紹介いたします。
愛する者を失った悲しみは耐えがたく苦しいですが1日も早く立ち直って
前向きに普段の生活に戻られることを願っております。
犬と人の繋がりを描いた12のストーリーをリレー形式で結んだ映画「いぬのえいが」。 その中の1つ「ねぇマリモ」をご紹介いたします。